長期休館レポート【その(2)】~蒸気橋新設工事について~
こんにちは。川崎市民プラザ 広報担当です。
今回は文化担当に代わって、休館中に予定している工事についてご紹介します。
蒸気橋新設工事
川崎市民プラザでは、プールの水を温水にする為、お隣の橘処理センターにてごみ燃焼時に発生する蒸気を取り入れて温めてきました。
取り入れた蒸気は、館内の冷暖房や給湯にも利用します。
※現在、橘処理センターは建て替え工事中の為、蒸気の取り入れは行っていません。
休館期間中、この蒸気を、建て替えしている橘処理センターから取り入れられるよう、蒸気橋を新設して配管を移設する予定です。
蒸気橋の特徴
左の写真のように、蒸気橋はバスがロータリーに向かうルート上に設置されます。この橋の最大の特徴は、人が上を歩行できるようになることです!
さらに、橘処理センター側にはエレベーターも併設します。
車椅子の方やベビーカーを使用されている方は、ご来館の負担が軽減されますよ!
蒸気受入れ配管更新工事
また、川崎市民プラザでは、取り込んだ蒸気の受入れ配管と、第一種圧力容器に該当するフラッシュタンクも更新します。蒸気が加圧されて水に相変化した、100℃以上もあるドレン水(凝縮水)は、再び蒸発させ、低圧蒸気にします。
そして熱交換器を経由し、熱源として、プールを温めたり冷暖房や給湯に利用します。
利用した後の環水(湯)は、再加熱をして蒸気に戻し、再利用します。
水を最初から温める為に電気やガスを使用するより、ごみを燃やした熱を有効活用する方が、電気やガス代の節約になり、エネルギ―の効率がよいですよね。
橘処理センターで発生した蒸気を、川崎市民プラザのプールなどで活用して、電気やガスの使用量を削減することは、サスティナブルなエネルギー利用方法なんです。
CO2排出量も抑えることができ、地球温暖化の防止にもつながります。
橘処理センターで発生した蒸気を、川崎市民プラザのプールなどで活用して、電気やガスの使用量を削減することは、サスティナブルなエネルギー利用方法なんです。
CO2排出量も抑えることができ、地球温暖化の防止にもつながります。
完成時期は?
橋が開通するのは、橘処理センターの建て替え工事が終わる2023年10月頃の予定です。
皆さん、楽しみにしていてくださいね!
今月10月から約3ヶ月間、お客様にお会いすることができないと思うと寂しい限りです。
お客様との再会を楽しみに準備を進めてまいりますので、皆さんも1月に是非お越しください!
スタッフ一同、お待ちしております。
次回は「新規開講!ウクレレ講座受付中!」をお届け予定です。お楽しみに!
広報担当より