長期休館レポート【その(4)】~ユニバーサルマナー検定受講~
こんにちは。川崎市民プラザ 広報担当です。
川崎市民プラザでは、現在、長寿命化工事等の為、2022年1月3日まで休館中ですが、再開に向けて様々な準備を実施しています。今回もその一部をご紹介します!
ユニバーサルマナーとは、障害のある方や高齢者、ベビーカー利用者や外国人などが困っている時にお手伝いする為のマインドとアクションのことで、検定を主催している一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会により名づけられた言葉だそうです。
当館には、プールやトレーニングルーム、会議室や劇場などの貸館施設があり、また、教室や講座、イベントを開催している為、様々なお客様にご利用いただいています。
お客様の中には、ご利用にあたり助けが必要な場合もあり、お困りの際に適切なサポートをご提供できる施設になれるよう、お客様と接するスタッフだけでなく、設備の維持管理者や清掃、警備担当も受講し、総勢41名(3級41名、2級16名)が認定されました。
受講の様子
3級では、視覚障害、聴覚言語障害、内部障害、精神障害、知的障害などや高齢者について、どのようなマナーで接し、どのようにサポートすればよいのか、その概要を講座で学びました。
例えば、視覚障害といっても、全盲やロービジョン、狭窄(きょうさく)や半盲、暗点など症状は様々で、必要なサポートは人それぞれだということ、まずは「何かお手伝いすることはありますか?」とお声がけをすることが大切だと学びました。
普段の生活の中で困っている方を見かけた時、どのようなことで困っているのか分からないから声をかけるのをためらってしまう、あるいはこんなサポートが必要なのだろうという思い込みを押し付けてしまうと、困っている方のサポートにはなりません。
講師の方によると、障害は、人ではなく環境にあるとのことでした。
様々な方にご利用いただいている施設として、施設にある障害を少しでも無くし、安心して他のお客様と同様にご利用いただきたいと改めて思いました。
車いすに乗って、スロープの上り下りや段差を登るサポート方法を学ぶなかで、車いすをご使用の方にとって、当館のご利用上どういった部分が不便なのかを体感することができました。
今回の検定の受講により、車いすをご使用の方や視覚障害者、高齢者のご利用を疑似体験することで、館内のどんなところが不便でどんなものがあったらよいのかなど、イメージすることができました。
今後の対策を考える上で有意義な受講となり、接客時の対応の他、館内サインの制作やホームページの記載について、よりご利用しやすくなるよう、意識して対応したいと思いました。
広報担当より
※ユニバーサルマナー検定は、一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会が主催しています。