こんにちは。川崎市民プラザ 文化事業担当の新入社員です。
今回は、市民プラザの東端にひっそりとたたずむ「茶室」についてご紹介します！

わたし「ここ国宝なんですか？！」
先輩「いいえ、国宝を模したものです」

入社して初めて川崎市民プラザの施設を見学して回っていた時、国宝という言葉に驚きました。
川崎市民プラザには茶室（小高庵）、書院、待合の3棟から構成される茶席があります。このうち茶室（小高庵）は、国宝茶席三名席の中の一つである犬山城下有楽苑の「如庵」を模したものだったのです。実際に見学してみると国宝の「如庵」と本当にそっくりでした。

国宝の「如庵」は保存修理工事の為、2019年3月1日（金曜）から公開を一時休止しており、2022年3月に営業再開予定だそうです。
川崎市民プラザも施設長寿命化工事等の実施により2021年10月1日（金曜）～2022年1月3日（月曜）まで全館休館となり、茶室を含むすべての施設がお休みになっています。

川崎市民プラザの茶室では、趣味の教室で「茶道（表千家）」と「茶道（裏千家）」、短期講座で「茶道のすゝめ」が開講されており、どれも人気の教室で現在は全てキャンセル待ちとなっています。

茶室の裏にある倉庫、通称「裏倉庫」。
主に使用頻度の低い備品が収納されていた裏倉庫ですが、ほとんど使用されていないものも多く、休館を機に大掃除と整理を行うことにしました。

企画の職員総動員で、いざ行かん裏倉庫へ！
ということで、ひとまず中の物を全て外に出すことになったのですが…
出るわ出るわ備品の数々。
こんなにたくさん収まっていたとは思いもしませんでした。

この日、強力な助っ人としてご一緒していただいた短期講座「茶道のすゝめ」の講師、天草先生のおかげで全ての備品を分類することができ、およそ3時間かけてきれいに整理された裏倉庫に大変身しました。

文化事業担当より