川崎市民プラザでは、経年劣化による誤放水などを防ぐ為、スプリンクラーヘッドを更新しました。
川崎市民プラザは開館から42年が経過し、設備の様々な部分が老朽化しています。
今回ご紹介するスプリンクラーヘッド更新もその一つです。

川崎市民プラザのスプリンクラー設備のうち、今回更新を行ったのは、一定の温度になるとヘッドの出口が開放されて放水が行われる、閉鎖型スプリンクラーです。

スプリンクラーが老朽化により誤作動を起こすとどうなるのでしょうか。

火災が発生していないにもかかわらず、水が誤放水される可能性があります。
誤放水によるスプリンクラーからの放水は、何千リットルにもなるそうです。
また、放水を受けた設備等の修復が必要なケースもあります。スプリンクラー設置場所に電子機器が置いてある場合は故障しますし、水に浸かることで取り換えなければならないものもあり、その水損額は膨大です。
誤放水で貯水タンクの水を出し切った直後に、本当の火災が発生してしまった場合、本来の設置目的である消火が行えない、ということにもなりかねません。